とある博物館の宣伝

今日は18切符で大阪へ
以前から行こうと思いつつ、
場所が不便で行けていなかった、
大阪府立狭山池博物館へ


思った以上に大規模で、
はて、こんな大きさで何を展示しているんだろう

と、中へ入ると

堤防の一部を切り取ったものが鎮座していた



ここは狭山池の大改修にあわせて作られた博物館
堤防を完全に取り壊し、基礎から作り直す際に、
それまであった堤防の一部をそのまま切り取り
保存するための博物館


いまの大阪府の財政なら、
こんな大規模プロジェクト絶対出来ないよなぁ

最初の堤防は奈良時代のもので、
その後改修が重ねられた跡が残っており、
各種文献のこれ以上にない裏付けであり、
土木技術の進歩の歴史であり、
またその施工主や設計者から読み解けば、
支配層知識層の変遷の歴史でもある



まさに、堤防から読み解く日本史!!
入館料無料、写真撮影自由という太っ腹!
安藤建築目当てのお客さんも多いそうな


安藤建築って維持費かかりそうだなぁ、
と思ってたら、やっぱすごいみたい・・・
ましてや池の真横、湿度高いだろうなぁ
ところどころ水漏れか結露のあとがあったし


しかし、一般受けしないテーマだし
入場者が伸びないと財政削減や
合理化の槍玉に挙がりかねない施設でもあるよな

ボランティアスタッフに支えられているようで、
暇そうにしてたスタッフの人が
狭山池の歴史を熱く語ってくれました


たぶん建物の写真撮るだけなら20分あれば十分よ
今日、私はたっぷり2時間はいたけど
この池は卒論のテーマにできるくらい盛り沢山よ


ちょっとでも興味を持った人は、
大阪府立狭山池博物館へGO!