後味
こんかいの旅行は移動時間が長かったから、
読書がはかどったわ
その中の1冊
最近お気に入りの作家で
米澤穂信の新作「儚い羊たちの祝宴」
本の紹介では
これぞ、究極のどんでん返し!
あらゆる予想は、最後の最後で覆される。
ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。
中でも、「最後の一撃(フィニッシング・ストローク)」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至難の業でもある。
本書は、その更に上をいく、「ラスト一行の衝撃」に徹底的に拘った連作集。
古今東西、短編集は数あれど、収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ!
と、仰々しく書かれていたので、
さぁ、どうかなと思ったけど、、、
肝心の表題作が落ちてないよ・・・・・
それ以外はうまく集約されてるんだけどなぁ
相変わらず話の構成はうまいし、
上手にミスリードを誘うとこもあるが、、
全体的にダークなノリだったのが好みじゃないなぁ
ましてや連休最後の夜に読む本じゃないわ
ただでさえ気分が下降気味なのが、決定的になる(苦笑
これまでは人の死なない日常の謎をメインで書いてきた人だから、
こんなのも書けるんだと思ったけど、
普段の作風のほうが好きだなぁ
金沢21世紀美術館って、
観客まで美術館の1部に見えてくるから不思議だ